乗鞍千町尾根(乗鞍岳)

千町ヶ原湿原のワタスゲ
乗鞍千町尾根(乗鞍岳)グループ山行の報告

乗鞍千町尾根(乗鞍岳)
2014年 8/3(日)~4(月)
メンバー11名 
(SHC・5名&他6名)






ザレ斜面の花畑
乗鞍千町尾根(乗鞍岳)




~ 静かな稜線・湿原は白の絨毯 ~


 昨年9月。赤石クラブのK氏と「奥穂~北穂」を歩いた。その時「乗鞍千町ヶ原の湿原が素晴らしい」と聞き今回の山行となった。勿論K氏のガイドで。 乗鞍バスターミナルがある畳平から乗鞍の主峰、剣ヶ峰を目指す。肩の小屋から山頂までは人、人、人で閉口する。


千町尾根の広大なハイマツ帯
乗鞍千町尾根(乗鞍岳)山頂直下、賑わう登山道から道を分け、飛騨側の北西に伸びる千町尾根を目指す。一転気の抜けない荒れた道に変わる。ザレ、岩場の要注意箇所が何箇所も出てくる。途中ザレの緩い斜面に「こまくさ」の群落があり、一面をピンクに染めている。「こまくさ」のこれほど広い群落を見たのは初めてで感激である。こまくさ群落を後にして、次から次に出現する花を見ながら稜線に入る。背後には剣ヶ峰が迫り、前方右(北東)尾根斜面には残雪に覆われた雪渓が、ガスの間から時折姿を現わす。壮大な眺めである。


丸黒山に到着
乗鞍千町尾根(乗鞍岳)「千町尾根」はその名のとおり、平らな尾根がはるか先まで続く広大な台地で、森林限界からはハイマツで埋め尽くされている。皿石平から畳石平を越すとハイマツは背丈以上になりハイマツの藪こぎとなる。藪こぎの苦難さはあるものの、さわやかな松の香りが漂う道は気分がいい。南ア・百間平にも似た雲稜の散歩道は、重いザックもさほど気にならず爽快そのものである。剣ヶ峰の喧騒から開放され、誰一人として通らない我々だけの静かな稜線漫歩を堪能する。夕方5時半過ぎた頃、ようやく「奥千町避難小屋」に辿り着く。小屋はログハウスで無人だが、清潔に管理され快適である。ここも我々グループだけで独り占めである。霧で濡れたカッパを外し、夕べの団らんをしばし楽しみ就寝する。


奥千町避難小屋乗鞍千町尾根(乗鞍岳)
 自然環境のすばらしい「奥千町避難小屋」を出発して約30分位「すでに千町ヶ原に達しているのに、あの湿原が出てこない」と思いつつ地図を確認!間もなく、こんもりとしたゆるやかな森を抜けると眼の前にカンバとしらびそに囲まれた、「あおく」みずみずしい湿原が出現。白いじゅうたんを敷いたように可憐なワタスゲが咲き乱れる。その中にニッコウキスゲが転々と咲きコントラストが美しい。透明に澄み輝く池塘の表面を霧がたなびく。この身が溶けていく錯覚さえ覚える。ここから先もこの情景に勝るとも劣らない湿原地帯が何箇所も出現し、その都度、歓声とため息、感動の連続である。「千町ヶ原」は、緑と静けさの中に佇む広い湿原地帯。可憐で愛らしい花々に迎えられ、期待どおりの山旅を満喫できた。スカッと晴れた湿原を夢見ていたが、霧がゆったり流れる幻想的かつ神秘的な湿原は、それ以上にいいものである。K氏が薦めてくれた「あの言葉に」偽りはなかった。【浩】


コース
3日 島田(4:00)ー清水ー〈R52/中央道松本IC/安房トンネル〉ー畳平(9:50~10:45)・・乗鞍岳剣ヶ峰(12:45~13:10)・・皿石原(15:15)・・畳石原(15:50)・・奥千町避難小屋(17:45)泊
4日 奥千町避難小屋(5:25)・・丸黒山(9:23~47)・・枯松平休憩舎(11:25)・・乗鞍青年の家(13:00~14:50)ー島田(22:50)



会報やまびこNo・209 P11転写  SHC広報




2014年08月30日 Posted byこだま at 14:00 │Comments(0)グループ山行報告

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