大蔵高丸

8月定例山行報告
大蔵高丸・ハマイバ丸 (南大菩薩蓮嶺)
2014年8月17日 (日)
大蔵高丸・ハマイバ丸 (南大菩薩蓮嶺)
2014年8月17日 (日)
コース
島田(5:30)ー藤枝岡部IC-〈新東名〉ー新富士IC-朝霧道の駅ー甲府南IC-〈中央道〉ー勝沼IC-湯ノ沢峠(8:53~9:14)・・大蔵高丸(10:05~20)・・ハマイバ丸(10:55~11:40)・・大蔵高丸(12:15~28)・・湯ノ沢峠(13:05)ー天目山温泉ー〈往路〉ー島田(18:00)
参加者 14名

2年越しで迎えたこの日も全国各地で局地的大雨模様。予報によると運よく山梨だけよい天気図だった。

甲府盆地を見下ろすことができたが、南アルプスは雲の中

”お嬢様の散歩道”は、その形容のごとく、

なだらかな登りで、楽に山頂に立つことができる天上の散歩道


大蔵高丸を南下して



ハマイバ丸山頂にて昼食・休憩

三角点様 悪いけどちょっと置かせてくださいネ。



復路ものんびり、ゆったり歩いていると、

ヨツバヒヨドリの群落があった地点で、ひらひらと・・・

アサギマダラ(渡りをするタテハチョウの一種)が飛んでいる光景に出あう。

終わりかけのシモツケソウ&ノコギリソウ


お花畑の草原~樹林~草原を交互に歩く

湯の沢峠に到着。


靴の泥を落としたら汗と疲れも落としに一路、麓の天目山温泉へ。

大蔵高丸は昨年8月定例山行が雨で観光に変更、順延で今年も同じコース。お盆前後の不安定な時期に挟まれた計画日を又々一週間順延。順延、順延で迎えたこの日、曇り空ではあったがお花畑の草原を気持ちよく歩けた。帰路、道の駅朝霧高原(トイレ休憩)に立ち寄るが車から出られないほどの土砂降りで休憩を見合わせ素通り。ニュースで全国各地の大雨、土砂崩れ被害の凄さを知る。
来月の定例山行は、9╱21(日) 「富士山・村山道」です。歴史を感じさせられる道を皆で歩こう。
SHC広報
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2014年08月31日 Posted by こだま at 13:00 │Comments(2) │定例山行
乗鞍千町尾根(乗鞍岳)
千町ヶ原湿原のワタスゲ

乗鞍千町尾根(乗鞍岳)
2014年 8/3(日)~4(月)
メンバー11名
(SHC・5名&他6名)
ザレ斜面の花畑

~ 静かな稜線・湿原は白の絨毯 ~
昨年9月。赤石クラブのK氏と「奥穂~北穂」を歩いた。その時「乗鞍千町ヶ原の湿原が素晴らしい」と聞き今回の山行となった。勿論K氏のガイドで。 乗鞍バスターミナルがある畳平から乗鞍の主峰、剣ヶ峰を目指す。肩の小屋から山頂までは人、人、人で閉口する。
千町尾根の広大なハイマツ帯

丸黒山に到着

奥千町避難小屋

自然環境のすばらしい「奥千町避難小屋」を出発して約30分位「すでに千町ヶ原に達しているのに、あの湿原が出てこない」と思いつつ地図を確認!間もなく、こんもりとしたゆるやかな森を抜けると眼の前にカンバとしらびそに囲まれた、「あおく」みずみずしい湿原が出現。白いじゅうたんを敷いたように可憐なワタスゲが咲き乱れる。その中にニッコウキスゲが転々と咲きコントラストが美しい。透明に澄み輝く池塘の表面を霧がたなびく。この身が溶けていく錯覚さえ覚える。ここから先もこの情景に勝るとも劣らない湿原地帯が何箇所も出現し、その都度、歓声とため息、感動の連続である。「千町ヶ原」は、緑と静けさの中に佇む広い湿原地帯。可憐で愛らしい花々に迎えられ、期待どおりの山旅を満喫できた。スカッと晴れた湿原を夢見ていたが、霧がゆったり流れる幻想的かつ神秘的な湿原は、それ以上にいいものである。K氏が薦めてくれた「あの言葉に」偽りはなかった。【浩】
コース
3日 島田(4:00)ー清水ー〈R52/中央道松本IC/安房トンネル〉ー畳平(9:50~10:45)・・乗鞍岳剣ヶ峰(12:45~13:10)・・皿石原(15:15)・・畳石原(15:50)・・奥千町避難小屋(17:45)泊
4日 奥千町避難小屋(5:25)・・丸黒山(9:23~47)・・枯松平休憩舎(11:25)・・乗鞍青年の家(13:00~14:50)ー島田(22:50)
会報やまびこNo・209 P11転写 SHC広報
2014年08月30日 Posted by こだま at 14:00 │Comments(0) │グループ山行報告
2014夏山合宿ー 5

7/26(土)~27(日)
麦草峠〜硫黄岳(八ヶ岳・夏山合宿)
一言感想 (会報やまびこ・9月号より転載)
1日目、麦草峠から丸山、高見石、中山、中山峠にかけては、穏やかな山並みの広がる気持ちのいい森のプロムナードだ。しかし、東天狗に取り付くと、くさり場も現れ、一転アルペンムードが漂う。このギャップが嬉しい。初めての山小屋、オーレン小屋は、風呂も有り、思いのほか快適で良かった。 2日目、天候不良の為、サブルートに変更、峰ノ松目、赤岩の頭を経て硫黄岳へ。硫黄岳へのアプローチでは、さらにアルペンムードが高まる。

入会して直ぐに参加した八ヶ岳では、バテバテでみんなの足を引っ張ってしまった。今回はリベンジする気もりもりで行ったけど、やはりきつい山でした。でも、駒草の群落も見ることができたし、霧の中でしたが、硫黄岳にも登ることができ、良かったです。帰途立寄った温泉で、あっちこっちアザが見つかりビックリでした。【かづ代】


中山峠からの登りは大変疲れた。硫黄岳から赤岳への縦走は期待していたので残念だった。次に機会があればぜひ挑戦したいと思う。雨具の着用もリーダーの適切な判断で濡れずに済み、よかったと思いました。ありがとうございました。【弘一】
好天下、久しぶりの八ヶ岳!北八ツ特有の苔生した風景を満喫。然し、中山付近から脊柱管に潜む小悪魔が蠢動し始める。稲子岳、硫黄岳の爆裂火口壁の迫力も小悪魔の動きを抑えることは出来ず、東天狗岳への登りはノソノソと象亀歩み。天狗岳からの展望も上の空。それでも根石岳山荘周辺のコマクサ群生に励まされ、オーレン小屋に。アルコールで小悪魔を麻痺させ退治を図る…作戦成功、翌日の蠢動はかなり抑えられた…。


八ヶ岳、山小屋泊、雨中の下山、いずれもデビューでした。見晴らしの良い天狗岳も、霧と強風の硫黄岳も、とても新鮮でした。リーダーの皆様、会の皆様に感謝、感謝の山行でした。ありがとうございました。【庸雄】
初日の登りの暑さで〝汗ビッショリ〟、二日目の硫黄岳山頂の寒さと夏山らしい天候でした。赤岳には行けませんでしたが、天狗岳にも登れ、2日間、山に浸り十分満足しました。【浩之】

今まであまり八ヶ岳とは縁がなく、南八ヶ岳を縦走するこの合宿当日を楽しみに迎えました。生憎の天候で結局縁がなかったのはもちろん残念だったのですが、そんな状況も楽しんでいる自分が発見できて良かったです。まだまだ進化する「M田」…(笑)【仁枝】


八ヶ岳は2回目。色んなアプローチがあって、楽しい変化のある山でした。雪の八つにも挑戦したい。【元・K】



毎年の合宿山行では、大なり小なり何がしかのトラブルがある。以前から話しているが、殊にうちのような会では、CLの役割は引き際の判断(全体の、そして個別の)という一点だと私は思っている。判断と伝えるタイミング、メンバーの納得感や充足感の引き出しは難しいことだと毎回思う。 今回の合宿山行、二日目の全員サブコースは、小屋に着いて翌日の天気図を見た割と早い時点で判断したが、夕食後、敢えてメンバーにどちらのコースを選択するか問うてみた。ここ数年入会の新しい会員を含め、自分の現状を自身で判断できる態度があったことは、素晴らしいことだと思った。「月々の山」に記したように、八ヶ岳が〝山の学校〟であるのは、こうした臨機応変が可能であることにもよる。また、届かなかった山への想いは、必ず叶えるという粘り強い気持を持つことも大切だ。横岳〜赤岳の八ヶ岳主峰に、ぜひ再チャレンジしてください。【元】
2014夏山合宿ー5 (完)
SHC広報
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2014年08月29日 Posted by こだま at 17:00 │Comments(0) │山行報告
2014夏山合宿ー 4
7/26(土)~27(日)

♪ ~快適なバスの中。
曲の出だしだけ聞いて曲名を当てるイントロクイズ ~♪

手作りのクッキーは・・今回の合宿に参加出来なかった会員より差入れ

のけぞるおいしさの


ぼうっと過ごすもよし居眠りもよし歌うもよし。

一緒に汗を流し、感動を味わい、それぞれに楽しく山行ができ、合宿を通して親睦を深めることができました。

合宿不参加の会員さんからのお便り

2014夏山合宿ー 5 に続く。
SHC広報
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2014年08月24日 Posted by こだま at 12:00 │Comments(0) │山行報告
2014夏山合宿ー 3

7/26(土)~27(日)
麦草峠〜硫黄岳(八ヶ岳)
麦草峠〜硫黄岳(八ヶ岳)
★ コース 7╱27 (日)
オーレン小屋(5:40)…峰ノ松目…赤岩ノ頭…硫黄岳ピストン…赤岩ノ頭…赤岳鉱泉…美濃戸口(14:20)―もみの湯―島田(19:20)

白く可憐な花はオーレン小屋の名前の由来となったオーレンソウ

鬱蒼とした原生林の中

なかなかあえて行く事のないピーク、”峰ノ松目”に登頂。
(八ヶ岳の八峰の一峰に数えられる古峰)


昨夜の決定で全員サブコースとなったお陰で主稜線から外れた”峰の松目”の頂に立てた。

赤岩の頭から硫黄岳へ続く山稜線はガスっている

硫黄岳の山頂はガスと強風で視界ゼロ



赤岳鉱泉へ下る。


雨・・。 色とりどりのカッパの隊列が美濃戸口まで長い道程を歩きます。

(横岳鎖場~主峰赤岳、南八ヶ岳核心部縦走を断念。)前線通過、大気不安定の状況での赤岳遭難事故を知ると、同じ時間帯であろう行程は我らに置き換えると心身が縮む。CLの決断を含め、「私たちは会に守られている。」と実感。硫黄岳のコマクサも見られた。あまり行く機会が少ない峰ノ松目の登頂。 ”八ヶ岳デビュー”の新会員の方々は愉しさを感じられる山歩きができたでしょうか。
会報やまびこ・No207・7月号から 【月々の山】
事始めとなった八ヶ岳
事始めとなった八ヶ岳
会の夏合宿をはじめとして幾度となく山行を重ねた八ヶ岳は、山登りの事始めに相応しい山だ。その理由の一つは、南北約30㎞、東西約15㎞という山塊のコンパクトさにある。30㎞といえば安倍東山稜程度の連なりだが、その中に、主峰赤岳を筆頭とした3千m近いアルペン的な容貌の南八ヶ岳と、森と池沼に囲まれた静寂的な北八ヶ岳という異なった様相を見せている。さらに、頂稜を支える広い裾野は大らかに高原台地を形づくり、おおよそ山岳風景パターンのカタログのようでさえある。四方の高原台地からは登山口が開かれ、短時間で稜線に立つことができ、そこには幾つもの小屋が建つ。これはルートや方法の多様性となって、メンバーと季節、目的に応じて選択することができる。山登りの魅力、殊に高山の魅力を垣間見るには、うってつけの山塊と言え、八ヶ岳が始まりとなった者も多くいることだろう。
1996年 9月、赤岳山頂にて

今回の合宿は、既に稜線上である麦草峠(2120m)から主稜線を南下する。この容易さもまた八ヶ岳の魅力だ。麦草ヒュッテ裏の花畑からスタートし、高見石からは眼下に白駒池と北八ツの森、中山峠先からは森林限界を越え高山の雰囲気漂う天狗岳を目指す。二日目は夏沢峠から硫黄岳、横岳、赤岳と南八ヶ岳を縦走する。横岳核心部の岩場の通過では、少しスリリングな体験もあるが、三点指示の原則を守りバランス良く歩けば大丈夫。主峰赤岳の頂に立てば、一杯の達成感を得られるだろう。北から南へ変化する八ヶ岳を存分に体感できるハイライトコースを皆で歩こう。〔元〕
会報やまびこ・No207 P16転写
SHC広報
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2014年08月12日 Posted by こだま at 13:00 │Comments(0) │山行報告
2014夏山合宿ー 2
↴ 地図

麦草峠〜硫黄岳(八ヶ岳・夏山合宿)
★コース 7╱26
島田(5:30)―藤枝岡部IC―〈新東名〉―新清水IC―道の駅とみさわ―増穂IC―〈中央〉八ヶ岳PA―諏訪南IC―麦草峠(9:30~55)…高見石…中山峠…東天狗岳…箕冠岳…オーレン小屋(17:15)泊
2120mの麦草峠から主稜線を南下する。(参加者24名・3班編成で)

緑濃い北八ツの苔むした樹林帯

高見石小屋に到着 高見石に登って



北八ツの森と白駒池が見えます。


赤い屋根の高見石小屋へ慎重に足を運ぶ。


高見石を後にして

中山展望台へ






休憩・昼食

中山峠からは森林限界を越え

高山の雰囲気漂う天狗岳を目指す。

東天狗岳

東天狗の頂きに別れを告げ


振り向けば同胞の声

根石岳~箕冠岳へ

砂礫地にコマクサ

オーレン小屋到着

ここは水が豊富。お風呂もある


今晩の料理は馬肉のスキヤキ

お腹も心も満たされた次は、

少しでも空いた場所があれば・・・ パフォーマンス





オーレン小屋の夜は更けゆく
・・・・・ 。
・・・・・ 。

【2014夏山合宿ー 3】 に続く。
2014年08月10日 Posted by こだま at 12:00 │Comments(0) │山行報告
おはよう!千葉山

門前茶屋から山門へ続く階段を登り、 千葉山智満寺本堂へ。


老木、大木に包まれた静かな境内から澄ん だ小鳥の声が聞こえてくる。
輪になって3分間の瞑想にふけり、静寂を破る微かな音を感じる

薬師堂のそばにある頼朝杉は2年前の9月、樹幹の空洞化により
自然倒木。と立て札あり ↴ 頼朝杉


樹齢800年~1200年の杉の大木がある千葉山山頂 標高496m
大杉。木肌や、枝ぶりその雄姿は、千葉山の歴史が封じ込まれています。


うっとうしい日常を離れマイナスイオンを浴びて森林浴(参加者18名)

幹は上にまっすぐ気持ちよく伸びています。


見応えのある10本杉。 倒木により今は7本が残っている。


前後の人とペチャクチャおしゃべりしながら行くとまもなく見晴らし台到着。


島田市相賀の高山が見えます。

眼下に大井川

水分&栄養補給


あちこちにヤマユリ




集合時間の6:00には、雨気を含んだ雲からパラパラと落ちる雨粒。おはようハイキング参加者のお馴染みさんはこれしきの空模様なんのその。山行中、雨に降られることもなく快適な朝のハイキングでした。

♪ さぁ~て、
連日の猛暑ですが
来月の里山は9月7日(日) 藤枝市の「花倉城址」です。朝の涼しい時間帯に緑あふれる山でよい汗をかきましょう。下見を入念にしたと言う9月のおはよう担当者が申すには、花倉城址は、NHK大河ドラマ「風林火山」で取り上げられた花倉城・花倉の乱(今川義元と異母兄との家督争い)があったところだそうです。
SHC広報
2014年08月03日 Posted by こだま at 18:00 │Comments(0) │おはようハイキング
2014夏山合宿ー 1
梅雨が明け、7╱26~27日には夏山合宿「八ヶ岳」が行われました。
〝梅雨明け十日〟の諺は何処へやら、二日目は前線の通過で横岳~赤岳の縦走を断念、全員、峰ノ松目~硫黄岳のコースとしました。
赤岳では滑落死亡事故も発生したようで(下った赤岳鉱泉では捜索ヘリが飛来していた)、


全員の安全第一をモットーとする当会では当然の判断でした。主峰の縦走に意気を高めて参加したメンバーには残念でしたが、次の機会にチャレンジしてください。新加入された方も含めて二日間歩き通した自信、硫黄岳山頂でのガスと強風と〝夏山の寒さ〟の体験、仲間との交流など、この合宿山行で得たものはあったと思います。
〝梅雨明け十日〟の諺は何処へやら、二日目は前線の通過で横岳~赤岳の縦走を断念、全員、峰ノ松目~硫黄岳のコースとしました。
赤岳では滑落死亡事故も発生したようで(下った赤岳鉱泉では捜索ヘリが飛来していた)、

赤岳鉱泉から捜索ヘリを見あげて。

全員の安全第一をモットーとする当会では当然の判断でした。主峰の縦走に意気を高めて参加したメンバーには残念でしたが、次の機会にチャレンジしてください。新加入された方も含めて二日間歩き通した自信、硫黄岳山頂でのガスと強風と〝夏山の寒さ〟の体験、仲間との交流など、この合宿山行で得たものはあったと思います。
会報やまびこ No.208編集後記より
SHC広報