王岳・下見山行

王岳・下見山行2015年4月17日 (金)

来る、5╱17(日) に実施の定例山行・「王岳」 の下見に行ってきました。
(メンバーは山行担当者他計5名)


女坂峠~鍵掛峠(御坂山塊)
2万5千図(鳴沢・河口湖西部・市川大門・精進)


コース
島田中央公園(6:00)ー藤枝岡部ICー〈新東名〉ー新富士ICー〈R139〉ー精進湖登山口(8:30)ー西湖駐車場へ車回送=〈タクシー〉=障子小登山口(9:10)…女坂峠(9:55)…五湖山(0:33)…ヨコ沢ノ頭(11:50)…王岳(12:30~13:10)…鍵掛峠(14:13)…いやしの里根場(15:20)…西湖駐車場(15:39)ー富士川SAー島田中央公園

王岳・下見山行


王岳・下見山行
〓 下見報告 〓
 精進湖湖畔の旧中道往還入り口に3人を落とした後、車を西湖駐車場にまわす。予約のタクシーにより精進湖に戻り合流、旧中道往還入り口を9:10に出発した。


王岳・下見山行王岳・下見山行







整備された町並みを沢沿いに行く。大小の砂防ダムを巻きながら行くと、40分ほどで女坂峠に至る。ここから五湖山までは岩ガチな道となり、ストックを使わない方が歩き易い。

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 五湖山からアップダウンを繰り返し、徐々に高度を上げていく。
王岳・下見山行

途中、胸丈ほどの笹藪があり、長袖、手袋は必須か? 木の枝の張り出しが頻繁にあり、うるさい。枝ハネに注意が必要である。
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ヨコ沢頭を過ぎ、急坂を一気に登りきると王岳山頂に到着する。
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山頂は適当な広さがあり、定例山行にはちょうど良い。
王岳・下見山行


下見当日は、富士山に雲がかかっていたが、それでも西湖と周辺の展望は素晴らしかった。
王岳・下見山行


鍵掛峠までの尾根筋は狭いところもあるが、危険を感じるほどではない。開けた部分では西湖と広いすそ野の霊峰に感嘆。展望のよさに見とれて足を踏み外さないよう注意! 鍵掛峠の直後に2~3mの崩落地があり、若干の注意が必要である。
王岳・下見山行

峠からは急降下だが、落ち葉の降り積もったやわらかな道を気持ちよく下れる。いやしの里根場には15:20に到着。多くの外国人客でにぎわっていた。【博道】
王岳・下見山行



下山終了。 西湖から見る富士山
王岳・下見山行



月々の山
♪ ~ 稜線歩きを楽しめる


王岳は御坂山塊の主稜線上の西側に位置する1623mの「山梨百名山」の一つです。パノラマ台(精進湖側)から見る王岳は三角型の山頂部を稜線上に見せ、ひときわその風格を誇示しています。私は過去3回、王岳に登っていますがその内2回は根場(ねんば)から鎌掛峠へ上がり王岳へのピストン、今回久々に精進湖畔から西湖を繋ぐ御坂山塊の稜線を歩きます。
 精進湖畔の登山から廃屋の目立つ集落を抜け、コンクリートの堰堤を2度大きく巻くとすぐに女坂峠。この女坂峠は定例山行で登った三方分山から伸びる稜線上の峠で、ここからは峠を右に折れずっとこの稜線を進みます。前方には王岳がどっしりと遠くに構えています。右手にはたえず雪を被った霊峰が微笑んでいることでしょう。下見山行では、あいにくの曇り空でこの稜線上で霊峰を拝むことはできませんでしたが、本番ではきっと雪を被ったすてきな姿を見せてくれることでしょう、とても楽しみです。下見時に堅い蕾だったツツジの開花も楽しみです。
 膝のストレッチ運動のような岩場のアップダウンもあり、自然林や笹藪、もちろん南アルプスの遠望も重なって飽きることのない山行となること間違いなしです。五湖山までは見晴らしの利く稜線ですが、高度を上げるにつれ冠のような美しい王岳が徐々に大きくなり、背後には南アルプスの稜線が姿を現します。
 五湖山は、名前通りならば富士五湖を見渡せることでしょうが、樹林が伸びあまり展望は利かなく少しがっかり。五湖山から先は小さな上り下りを繰り返す稜線歩きが続きますが、熊笹が背丈ほど伸びて半袖で歩くと腕が切り傷だらけになるから長袖で歩きましょう。
 王岳山頂までは標高差160メートル強の登り、ここは木の根や岩にしがみつきながらの手足総動員の激登り。ストックはしまって登りましょう。王岳山頂からの眺望は南に展望が広がりますが、北面は低い樹木に遮られ良いとは言えません。
 鍵掛峠までの縦走路は、概ね狭い稜線上にあり、特に南側は急傾斜のため視界が遮られず西湖からその先の霊峰がほぼ常に見えています。景色に気をとられることなく足下に注意しましょう。適度なアップダウンを繰り返し鍵掛峠に到着します。鍵掛峠からは、樹林帯の中の下りです。枯れ葉の積まれたふかふかの道をしばらく下って行き林道に出ると「西湖いやしの里根場」まではあとわずかです。
 王岳は、標高こそ2000mに満たないですが、山歩きを楽しめる魅力的な山です。【好美】

会報やまびこNo 217 「月々の山」 転載
SHC広報



2015年05月01日 Posted byこだま at 12:00 │Comments(0)山行報告

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