竹垣造り
会員エッセイ
10月に入ると従弟の裏山の竹藪に行き、竹を伐ることが今も続いている。一応10月から年内くらいが伐り旬とされている。しかし最適期間に作業を終えることができないため、勝手に判断し、寒明けころまで続ける。年末年始は何かと忙しいし、風邪気味でもあったため、じっとしていた。ようやく1月第3週から作業開始。

友人の山荘の裏の垣根を更新している。15間(27m)を7つのブロックに分け、年末までに№5ブロックまで済んだ。次の№6ブロックは1間余り、立子は70本、表裏腹合わせにして編むので70×2=140本必要となる。立子は竹を割って巾25~30㎜としたい。竹は太さが段々細くなっていくので場所によって割る数が異なる。例えば直径70㎜あるところなら8等分、60㎜なら7等分する。経験から平均7本/本取れることが判っている。140÷7=20本の竹が必要だ。

竹藪のある山は急斜面が多い。怖いのは踏み抜きだ。鉈で斜めにスパッと伐った株を、足裏に突き刺しでもしたら大変なことになる。このため靴下を2枚重ね、中登山靴(軽ではないという意味で)を履き、足元はバッチリ固める。
竹は1年で成長しきる。7年間くらいは枝葉を張って盛んであるが、それを過ぎると成長は止まり、枝葉が劣化していく。この頃のものを選んで間引きして行く。
母の実家の後継ぎ(従兄)の話では、竹藪は傘をさして通れる程度に空いているのが望ましいそうだ。この言葉を頼りに竹を選んで伐り倒す。とは言うものの、毎年好き勝手な場所に生えてくるから1年ものでも傘の邪魔になる竹は伐り倒される命運にある。
山中を巡るときに使う杖を1,200㎜とし、これより若干の余裕をもたせた1,250㎜近辺で仮長さを決める。先端部は四つ目垣の素材にするため枝は1本毎鋸で切落す。中間部は貫(横棒)にすることもできる。1,250㎜の竹は5本まとめてクローブヒッチで縛っておく。この長さならマイカー「フィルダー」の後部トランクに横置きで収まるから。
さて、
これからがいよいよ本格的な作業
①長さ切り:
定寸1,200㎜に揃えて切り直す。
②直径に応じた竹割りをセット
③割り:
太さに応じ4~10分割する、分割器のないものは全て手作業
④節払い:
鉈で、全て手作業、1,200㎜の中に3
~5の節がある。
20本の原竹は分割後140本になっているから140×4(平均)=560の節を払わなければならない。
⑤編む:
1本ずつ並べていっても良いのだが面倒と思われるので、予め針金で編んでおく。10本で約300㎜になるので、そのモジュールを置けば1尺の垣根が即完成する。6モジュール並べれば1間の長さの垣根が誕生する。
⑥2つ割りした竹の貫で挟み込む。
⑦針金で縛って竹垣の完成。

間柱をどの程度入れるか?その材料は?
固定方法など状況により変わる。ケースバイケースで考えていくが、この過程は楽しい。ラフスケッチを基に、設計図(フリーハンド)を描く。この間、ホームセンターに足繁く通い素材を物色する。木材が主になるが、塩ビパイプ、疑似竹、獣害防護柵などの中から選ぶ場合もある。過去の造作物の設計図はファイルしてあるので、更新するときは見返しながらスペックアップに努めている。作業が佳境に入れば週2~3日山に入ることにもなる。
定例山行に参加する機会が年ごとに減っているが、山中に身を置き、山の気を吸っている点では、クラブのどなたにも負けていないと思っています。【金苗】

〓 竹垣造り 〓
10月に入ると従弟の裏山の竹藪に行き、竹を伐ることが今も続いている。一応10月から年内くらいが伐り旬とされている。しかし最適期間に作業を終えることができないため、勝手に判断し、寒明けころまで続ける。年末年始は何かと忙しいし、風邪気味でもあったため、じっとしていた。ようやく1月第3週から作業開始。

友人の山荘の裏の垣根を更新している。15間(27m)を7つのブロックに分け、年末までに№5ブロックまで済んだ。次の№6ブロックは1間余り、立子は70本、表裏腹合わせにして編むので70×2=140本必要となる。立子は竹を割って巾25~30㎜としたい。竹は太さが段々細くなっていくので場所によって割る数が異なる。例えば直径70㎜あるところなら8等分、60㎜なら7等分する。経験から平均7本/本取れることが判っている。140÷7=20本の竹が必要だ。
手前横倒しの竹は
5丁目「チシン薬局」周りに
5丁目「チシン薬局」周りに

竹藪のある山は急斜面が多い。怖いのは踏み抜きだ。鉈で斜めにスパッと伐った株を、足裏に突き刺しでもしたら大変なことになる。このため靴下を2枚重ね、中登山靴(軽ではないという意味で)を履き、足元はバッチリ固める。
竹は1年で成長しきる。7年間くらいは枝葉を張って盛んであるが、それを過ぎると成長は止まり、枝葉が劣化していく。この頃のものを選んで間引きして行く。
母の実家の後継ぎ(従兄)の話では、竹藪は傘をさして通れる程度に空いているのが望ましいそうだ。この言葉を頼りに竹を選んで伐り倒す。とは言うものの、毎年好き勝手な場所に生えてくるから1年ものでも傘の邪魔になる竹は伐り倒される命運にある。

さて、
これからがいよいよ本格的な作業

定寸1,200㎜に揃えて切り直す。
②直径に応じた竹割りをセット
③割り:
太さに応じ4~10分割する、分割器のないものは全て手作業
④節払い:
鉈で、全て手作業、1,200㎜の中に3
~5の節がある。
20本の原竹は分割後140本になっているから140×4(平均)=560の節を払わなければならない。
⑤編む:
1本ずつ並べていっても良いのだが面倒と思われるので、予め針金で編んでおく。10本で約300㎜になるので、そのモジュールを置けば1尺の垣根が即完成する。6モジュール並べれば1間の長さの垣根が誕生する。
⑥2つ割りした竹の貫で挟み込む。
⑦針金で縛って竹垣の完成。

間柱をどの程度入れるか?その材料は?
固定方法など状況により変わる。ケースバイケースで考えていくが、この過程は楽しい。ラフスケッチを基に、設計図(フリーハンド)を描く。この間、ホームセンターに足繁く通い素材を物色する。木材が主になるが、塩ビパイプ、疑似竹、獣害防護柵などの中から選ぶ場合もある。過去の造作物の設計図はファイルしてあるので、更新するときは見返しながらスペックアップに努めている。作業が佳境に入れば週2~3日山に入ることにもなる。
定例山行に参加する機会が年ごとに減っているが、山中に身を置き、山の気を吸っている点では、クラブのどなたにも負けていないと思っています。【金苗】
会報やまびこNo226 会員エッセイP14転載
SHC広報
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