行った者しか判らない光景

島田ハイキングクラブの一月の活動予定のひとつ、
2013年初の定例山行は、三方分山 (御坂山塊) です。 
      
 2万5千図 「精進」 ・ 「市川大門」


●期 日  1月20日 (日)

●集 合  島田ばらの丘公園駐車場 ・ 午前5時50分

●行 程
島田ばらの丘(6:00)―藤枝岡部IC―〈新東名〉―新富士IC―〈R 139 〉―精進湖駐車場(8:20~45)阿難坂…三方分山…精進峠…パノラマ台…駐車場(14:40)―天母の湯―〈往路〉―島田ばらの丘(18:00)


会報やまびこNo190 ”月々の山” から 

三方分山 ・・・ 行った者しか判らない光景

 島田ハイキングクラブでは”08/1定例山行の時、一度登っているのでご存知の方が多いでしょう。精進を背に明るく開けた山です。こう言えば大体想像がつくと思いますが、富士山を眺めるには格好の山です。三方分山という名前がユニークだと思いました。そのまま解釈すれば三方に分かれている山となります。

1/25,000地形図を開いてみます。今回上って行く尾根が東側から、下って行く尾根が南南西へ、もうひとつ北北西に延びる尾根と、きれいに三つに分かれています。それぞれの尾根が形作る扇形の角度は南東面が106度、西面が134度、北東面が120度くらいかな。下見の際、コンパスで確かめたところ、南東面が106度、西面が132度、北東面が122度くらいでした。あぁ、やっぱりこれだから三方分山と言うのかなと、独り合点したのですが間違いでした。旧八坂、精進、古関の三村が境にするところから名付けられたようです。 

降車場は県営で立派なトイレがあります(有料)。直ぐに旧道(中道)に入り、集落を横切って上って行きます。駿河と甲斐を結ぶ三つの道のうち中央に位置する中道を上ること1時間、阿難坂(女坂峠)に到着。ここから三方分山の東尾根に取り付き急登を行く。でも峠までウォーミングアップを充分してきたから大丈夫、葉が落ちたナラとブナの間から大きくなってくる富士山を見通しながらゆっくり上れば順調に頂上へ達します。ただしこの尾根は、北側から風が吹き上げてくるので、峠で熱いからと言って着ているものを剥ぎ取ってしまわないこと。充分な休憩の後、南南西へ下る。上った分、急坂を降りますから足元に注意。精進峠(三沢峠)はじめ幾つものコブを越えて行く尾根道は意外とタフです。西側、木の間から見える南アルプスの山々を同定しながら歩けば気も紛れるでしょう。

パノラマ台の到着は13:00前後になりそうです。それまでの休憩の時、充分腹の足しになるようなものを口に入れておいてください。パノラマ台、これはもう行った者にしか判らない光景です。時節柄アイゼンが必要になるかもしれません。持っていない方は訓練するいい機会になると思います。先輩のアドバイスを受けて準備し、今まで知らなかった世界を広げる機会にするといいでしょう。 (山行担当・池田 前田 杉浦 大石)



行った者しか判らない光景
会報やまびこNo85
山行文より
訓練のために行った山だったが、天気がよく、女坂峠では八ヶ岳が空中に浮かんだように見え、三方分山に向かうに従って南アルプスが雪をかぶって木の間越しに見えだした。甲斐駒ヶ岳、北岳から荒川岳、赤石岳まで、こんなに良く見たのは初めてだった。パノラマ台でも昼近くから雲が出てきたが目の前の富士山は雄大な姿を現わしていた。先週行った足和田山や、三湖台が今回は反対から望めた。(K・M)


精進湖駐車場から三方分山へ続く稜線を見上げて
(参考・写真は、2004・2╱28 SHC個人山行による)
行った者しか判らない光景

定例山行では2回目となる今回はどんな発見があるでしょう。
・・・ 行った者しか判らない光景 ・・・
山行報告が楽しみですね。



2013年01月10日 Posted byこだま at 11:29 │Comments(0)定例山行

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